テレビ番組がどんどんつまらなくなってきている

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若者の「離れ」が進んでいる理由はお金

最近は若者が色々な物事から離れていると言われていますが、その多くが実際は時間とお金が不足しているためです。
ゴルフ離れやマイカー離れやマイホーム離れ、お酒離れなどはその典型的な事例です。

決して若者がビールやマイホームやゴルフなどに無関心になっているわけではありません。
むしろ若い世代はいつの時代もスポーツやレジャーに興味津々です。

しかし近年では若い世代の給与がとても低く、家や車やお酒などに投資するお金が十分にないのが実情であり、それを誤解した年配の方々が「最近の若者は私たちが若い頃に熱心に取り組んだ物事から離れている、無気力な若手が増えていて悲しい」と指摘しますが、実情とはむしろ正反対です。

あくまで興味の向く対象が昭和の頃と違っているだけです。
最近の若い世代はそれこそお金と時間をあまりかけなくても良い趣味や娯楽に熱中しています。

例えばスマートフォンやパソコンで見られる動画視聴サイトです。
これは昭和の頃にはなかったものです。

現代はさまざまな動画コンテンツが無料で見れる

今では多種多様なコンテンツが視聴可能で、その多くが無料で見られます。
スポーツやエンタメ、お笑いやダンスや音楽、テレビゲームやアニメやアマチュアユーザーが自作したコンテンツまで、実に多彩な映像が手軽にスマートフォンやパソコンで視聴可能であり、もはやブームというよりも完全に学生や若手社会人の暮らしに根付いています。

動画サイトの良いところはお金を掛けずに多種多様な娯楽が触れられる点であり、動画サイトの多くが自由に再生箇所を決められます。
いわゆる普通のテレビ番組だと、視聴者が好きな場所から映像を見る事は出来ません。

一応録画したテレビ番組はリモコン操作で早送りをすれば任意の箇所から見られますが、何かと面倒です。
ネット動画ならシークバーを操作するだけで再生箇所が決められ、長時間の映像でも関心のある部分だけ見られます。

若者のお酒離れや車離れなどは、若い世代の無関心から来る現象ではありませんが、一方で「テレビ離れ」だけでは実は本当に、学生や若手社会人がテレビ番組をつまらないと感じているため起きているリアルな現象です。

動画サイトの登場によって娯楽が多様化し、またネットの方が主体的にコンテンツにアクセス出来るため、そもそもテレビ番組に触れる時間帯は減って来ています。

地上波のテレビ番組のクオリティとオリジナリティが下がっている

しかし、それ以上にいわゆる地上波のテレビ番組のクオリティとオリジナリティが下がって来ているのが、テレビ離れの主たる原因です。
テレビ業界もまた内情はなかなかシビアであり、ここ最近の経済の悪影響をまともに受けています。

製作費がひと昔の半分以下になっている現場も多く、番組制作を請け負うディレクターは、限られた予算と短期過ぎる納期での悪戦苦闘を強いられます。

ただし、それはあくまで業界内部の実情です。

視聴者サイドからすると、バラエティー番組はマンネリ化が激しく進行しており、いつも似たようなタレントの方々が画面に登場し、業界の内輪ネタが多いトークを聞かされたり、既に知っている豆知識を永遠と聞かされたり、よく分からないお笑いネタやシュール過ぎるコントを見せられたりと、ひと昔前のテレビ番組のクオリティーを知っているからこそ、今の地上波がとにかくつまらないと感じるのです。

加えて本来であればライバル局と競い合い、自社のオリジナリティを出すために努力すべき民放各局が、毎日同じ様な情報と映像を横並びで放送し始めました。

ワイドショー等は特にその傾向が顕著であり、全く同じニュースを全く同じ時間帯に横並びで各放送局が一斉に放送します。

内容も偏りが見られ、政治家の発言の揚げ足取りであったり、事実の裏付けがない芸能人の噂話や有名人の不倫ネタなど、お茶の間で楽しく見られる話題ではなく、公益性が求められるテレビなのに週刊誌のような内容に終始しており、流行に敏感な若者は勿論、最近は普通の社会人や主婦もテレビから離れています。